人は、よくある事ではなく、めったにない事を記憶する

よくある事ではなく、めったにない事を記憶する

 人は、反復して繰り返すこと(朝起きる・仕事に行く・ご飯を食べる・寝るといった日常のルーティンなど)は、よく覚えておらず、思い出すこともありません。

 反対に、めったにない事・珍しい事(仕事の失敗・人間関係のトラブル・テレビ報道される事件やスキャンダルなど)は、強烈に記憶し、反復して思い出します。

 めったにない事・珍しい事については、恐怖・不安・絶望などで、感情が揺さぶられるため、出来事が記憶に深く刻みこまれるからです。

悲惨な出来事がよくあることだと誤った認識をする

 人は、めったにない事・珍しい事を思い出して、それを思考のよりどころとするクセを持っています。

 よくある事は、強烈に記憶していないので、思い出しません。

 めったにない事・珍しい事を思い出して、それを思考のよりどころとするクセは、人が健全な精神を保てなくなる原因の一つです。

 めったにない事・珍しい事を思い出す思考のクセが、悲惨な出来事(過去のトラウマ・恥の経験など)を反復して記憶喚起させるからです。

 人は、よくある出来事ではなく、まれにある悲惨な出来事(ときに最高の出来事)の方を繰り返し思い出すのです。

 意識とは無関係に、まれにある悲惨な出来事の方を反復して思い出していることに気づかないと、悲惨な出来事の方が、実際には、よくある出来事だという誤った感覚に陥ります。

 すると、悲惨な出来事に対して、過剰に意識し、身構えてしまい、悲惨な出来事ばかりを思い出すスパイラルに陥ります。

 悲惨な出来事は、よくある事に比べると、圧倒的に少ないことを自覚できることが大切です。

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