「残酷すぎる成功法則」を読んでの学習記録

 今回は、残酷すぎる成功法則(エリック・パーカー著、飛鳥新社)を読んで、特に勉強になったことをブログに書きます。

 本書は、世の中の「成功ルール」を検証した全米ベストセラー本です。

 なお、以下は本書を読んで学んだことを私のフィルターを通して書いた文書なので、本書が伝えたいことを正確に知りたい場合は、実際に本を手にとって読んでいただきたいと思います。

リーダーとして見られるためには有能より外交的と見られることの方が重要

  • 大半の人々は、リーダーは外交的だと思っている。そして、この認識は、一種の自己充足的予言(思い込みが行動に影響を及ぼす結果、その思い込みが現実のものになってしまう現象)となる。
  • 集団の中で最初に口を開き、積極的に話すという外交的な行動を取るだけで、リーダーとして見られるという調査結果もある。
  • 別の調査では、集団の中で最初におずおずとした態度をとると、知的レベルが低いと認識されることが示された。
  • 一歩抜きんでるためには自己アピールが必要だ。
  • リーダーとして見られるためには、有能であるかどうかより、まず外交的に見られることの方が重要なのだ。

 本書では、リーダーとして見られるためには、有能であるより外交的に見られることの方が重要であると説明します。

 学校の運動部で陰キャが部長になったり、職場の暗いヤツがチームリーダーになったりしたら違和感を感じますよね。

 「お前じゃなくないか?」と心の中で思ってしまいます。

 能力はそこそこでも外向性のある人が部長やチームリーダーになると納得してしまうものです。

 これは、ほとんどの人がリーダーは外交的なものだという固定観念を持っているからですね。

 外交的な人がリーダーになることで、この固定観念が証拠づけられ、納得感が生まれます。

 逆に外向性のない人がリーダーになると、この固定観念に相反する事態となるため、違和感が生まれます。

 リーダーになったり、仕事で出世したければ、外向的であることが必要だと肝に銘じておきましょう。

 そして、外向的であろうとする努力をしましょう。

びくびく、おどおどした態度を見せると知能が低いヤツと見なされる

 本書がいう「集団の中で最初におずおずとした態度をとると、知的レベルが低いと認識される」ことは、必ず覚えておきましょう。

 職場おいて、びくびく、おどおどしている人と一緒に仕事をすると、それだけでイラっとしたり、「こいつチョロそうだな」と舐めた見方をしてしまうものです。

 びくびく、おどおどした態度をとってしまうと相手に低く見られます。

 最初に他人から「こいつは頼りない奴だ」という認定を受けると、他人の注意は、その証拠探しに向き、あなたの負の要素の検索が開始されるので、ダメ出しされる、否定される、信用してもらえないなどの負のスパイラルにはまっていきます。

 新しい環境に身を置いたとき、右も左も分からないため、びくびく、おどおどした態度になってしまいがちですが、ぐっとこらえましょう。

 内心はびくびく、おどおどしても、それを外に出してはいけません。

 毅然と振る舞う演技をしましょう。

説明とはベールに隠された支配欲である

  • 説明するという行為の多くは、ベールに隠された支配欲である。あなたは相手に教えようとしているのではなく、勝利しようとしている。
  • 説明の言外の意味は、「私が正しく、あなたが間違っている理由はこうだ」である。そして、どう説明を尽くそうと、相手の耳に残るのは言外の意味なのだ。

 本書では、「説明すること」について上記のように述べています。

 相手が自分の信念と異なる信念を持っている場合、説明とは、自分の信念が正しいことを裏付ける証拠を相手に提示して、相手の信念を変えさせ、自分の信念に同意させることが目的になります。

 すると、説明は相手を負かそうとする勝負の性質を帯びます。

 説明が、相手を説き伏せるための手段の性質を帯びることがあることに無知な人が多いので、注意が必要です。

コントロール感の欠如→ストレス発生→脳が機能不全を起こす

  • コントロール感の重要性は、神経科学の領域に行きつく。ストレスを感じるとき、あなたは理路整然と考えられない(頭がまともに働かない)。
  • ストレス下では、理性的思考をつかさどる前頭前皮質がお手上げの状態になる。
  • イエール大学医学大学院エミー・アーンステンによれば、「ちょっとした制御不能なストレスでさえ、前頭葉前部の認知能力を急激に低下させる。
  • 前頭葉前部の機能不全が起きるのは、コントロール感を失ったときだけだ。私たちが状況を制御できているか否かを決定するのは、前頭前皮質なのだ。
  • コントロール感は、私たちのやる気を高めることが証明されている。自分で状況を変えられると思うと、熱心に取り組む傾向が強まる。

 本書では、上記のように状況のコントロール感の欠如が、脳の機能不全を引き起こすことを教えてくれます。

 不安、恐怖、ストレスの原因は、状況を自分でコントロールできないことに起因することが分かっています。

 状況のコントロール感の欠如が、不安・恐怖・ストレスを引き起こすということです。

 人間は、状況のコントロール感が欠如すると、不安・恐怖・ストレスに襲われ、その結果、脳の前頭前野が急激に機能低下します。

 誰もが経験したこがある悪循環のスパイラルの発生理由、発生原因を文字に起こすと以下のようになります。

 状況がコントロールできない→不安、恐怖、ストレスを感じる→思考をつかさどる脳の前頭前野の機能が急激に低下する→視野が狭くなる・考えたくても考えられない・パニックを起こしているような感覚になる→思考力が超絶低下しているので現状を打破できない→悪循環にはまっていく

 このように悪循環のスパイラルにはまらないように、まずは、自分がコントロールできることに時間とエネルギーを集中することが必要です。

 自分がコントロールできないことは、強いられる場合以外は、自ら手を出すべきではなく、自分の課題にすべきではありません。

 課題の分離をきちんと行い、自分が手を出すべき課題かどうかの判断を正確に行いましょう。

 自分がコントロールできることに時間と労力を割くのことが成功に必要な要素です。

人は「最大化」か「満足化」の方法で選択肢に対処する

  • 多くの選択肢があるとき、人は二つの方法で対処する。「最大化」と「満足化」である。
  • 「最大化」とは全ての選択肢を探り、品定めをし、最高のものを得ようとすることだ。
  • 「満足化」は、自分が必要とするものを考え、そのニーズを満たすと思った最初のものを選択する。満足化は、「これで十分」なものを得て満足する生き方だ。

 本書では、上記のとおり、人は選択肢に対して、「最大化」か「満足化」の方法で対処することを教えてくれます。

 仕事や家庭などあらゆる場面において、ほぼ全ての意思決定が「満足化」で行われています。

 情報や選択肢にあふれた現代社会において、あらゆる事象を調査した上で意思決定を行うことはできず、「最大化」の選択肢は取り得ないからです。

 時間と労力をかけて「最大化」の答えを出せたと思っていても、実は、時間と労力をかけて出した答えに満足しているだけの「満足化」の答えであることがほとんどです。

まとめ

 今回は以上になります。

 また次の記事でお会いしましょう。

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