知的怠惰 ~脳は楽をしたい~

早い思考と遅い思考

 脳には、早い思考と遅い思考があります。

 早い思考は、意志力や努力を必要とせず、直感的・感覚的に意思決定を行う思考システムです。

 遅い思考は、意志力・集中力・注意力をもって、じっくり考えて意思決定を行う思考システムです。

 早い思考は、考えるのに労力と時間を使わないので、脳が疲れず、楽です。

 遅い思考は、考えるのに労力と時間を必要とするので、脳が疲れるので、しんどいです。

知的怠惰な人

 じっくり考えずに、早い思考ばかり使う人は、知的怠惰な人です。

 知的怠惰な人は、直感的、感覚的に答えを出すので、偏見・先入観・バイアスのかかった結論を安易にだします。

 意思決定や判断に、理屈・根拠・裏付けをつけることを省略します。

 早い思考ばかり使う人は、怠け者といえます。

知的怠惰を回避する

 早い思考を使い、頭にパッと浮かんだもっともらしい答えに飛びつく誘惑を避けられれば、難しい問題を解き、物事の本質に気づくことができる可能性が高くなります。

 早い思考で出した答えに安易に満足し、考えるのをやめてしまうのが慢性化するのは問題です。

 脳は楽をしたい臓器なので、しんどさを回避するため、早い思考を使って、知的怠惰を犯しがちですが、楽をしたい誘惑に打ち勝たなければなりません。

 ときには、

  • 直感を疑い
  • 注意深く頭を使い
  • うわべだけの答えに安易に満足せず
  • 意志力・集中力をもって、じっくり考える

遅い思考を行い、知的怠惰を冒さないことが大切です。

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