指示を出すとは?
他人に指示を出すのは、相手の脳の働き方を変えるためです。
指示は、相手のものの考え方や見方を変えて、相手の世界観(前提の信念)を自分に近づけるために行います。
人は、それぞれ、前提の信念をもっています。
その前提の信念に基づき、思考して自分なりの答え・結論を導き出しています。
人は、前提の信念に変化が起こると、違う答え・結論に着地するようになります。
余談
相手の脳の働き方をかえるのは、簡単ではありません。
相手が「変わりたくない」と思ったら、脳の働き方は変わらないからです。
相手が「自分から変わろう」と思ったときのみ、脳の働き方は変わります。
‶ 自分は変えられるが、他人は変えられない ″ といわれるように、相手の脳の働きを、相手の意思に反して、自分に都合の良いように変えることは、暴力的な手段を使わない限りできないからです。
情報の伝達成功率をあげる要因
指示を出すとは、情報を伝達することでもあります。
自分の支持どおりに相手を動かすためには、情報の伝達成功率をあげる必要があります。
情報の伝達成功率を上げる分かりやすい要因は、
情報の正確さ
です。
正確な情報は、心から心へと、ただちに伝達されます。
そして、正確な情報は、人を正確な情報に沿った行動に駆り立てます。
人類が、後退することなく、進化し続けるのは、正確な情報を伝達し、正確な情報を受け入れるコミュニケーションを好んでとるためです。