好きでやるか、嫌々やるかで、優秀になれるかどうかが決まる
仕事ができる人と、仕事ができない人の決定的な違いは、
『仕事に興味や好奇心を持ち、好きでやっているか(肯定的な気持ちでやっているか)』
それとも
『仕事を嫌々やっているか』
の違いです。
仕事を好きでやっている人は、自分で目標を立て、ポジティブな思考を展開しながら仕事をするので、自己成長が早く、良い結果を出しやすくなります。
これに対し、仕事を嫌々やっている人は、自分で目標を立てず、他人が立てた目標を仕方なくこなすので、自己成長が遅く、結果もついてきません。
これは、子どもの勉強にも当てはまります。
成績が良い子どもは、勉強を肯定的な感情で取り組めるため、学習効率が上がり、良い成績がとれます。
成績の悪い子どもは、勉強を嫌々やるので、学習効率が下がり、勉強が長続きしないため、成績が下がります。
仕事でも、勉強でも、好きでやる人は勝ち組になり、嫌々やる人は負け組になります。
こうなるのは、脳の仕組みが関係しています。
脳の仕組み ~ドーパミン型作業、コルチゾール型作業~
好きでやるタスクは、脳から快楽物質である「ドーパミン」が分泌されます。
ドーパミンは、人に快感を与える脳内物質です。
ドーパミンが分泌されると、人は、そのタスクに対し、高揚感、自己充足感を感じ、集中力、モチベーション、記憶力、学習効率が高まります。
しかも、ドーパミンが分泌されることで、タスクが楽しいと思えるので、努力して頑張らなくても、自然に長く続けることができます。
好きでタスクに取り組む人 - 言い換えると『ドーパミン型作業』をやれる人は、高い能力値で、持続力を持ってタスクに取り組めるので、優秀なのです。
それに対し、嫌々やるタスクは、脳からストレスホルモンである「コルチゾール」が分泌されます
コルチゾールは、人に不快な感情を起こさせる脳内物質です。
コルチゾールが分泌されると、ストレスにより、思考力や記憶力が激減します。
論理的な思考を行う脳の部位は、前頭前野というのですが、前頭前野はストレスにとても弱いという特徴があります。
ストレスを感じると、前頭前野が機能不全を起こし、まともに思考ができなくなります。
人前でスピーチをするときに、緊張やプレッシャーで、頭が真っ白になり、言葉が出てこなくなることがあります。
これが、前頭前野がストレスにより機能不全を起こしている典型的な例です。
また、コルチゾールの高値が続くと、海馬(記憶をつかさどる脳の部位)の容積が小さくなる(脳細胞が死ぬ)ことも分かっています。
嫌々タスクに取り組む人 - 言い換えると『コルチゾール型作業』をやってしまう人は、ストレスで思考力が低下し、脳細胞が死んでいく状態でタスクに取り組むことになるので、不出来なのです。
まとめ
好きでやるか、嫌々やるかで、脳は180度違った反応をとります。
社会で活躍する優秀な人は、『ドーパミン型作業』を行い、どんどん結果を出し、勝ち組の路線を駆け上がります。
社会の底辺をさまよう人は、『コルチゾール型作業』を行い、能力が下がった状態で仕事をするので、結果が出ることはなく、いつもまでも負け組です。
優秀な人材になり、勝ち組になりたいなら、『ドーパミン型作業』をやるしかありません。