「行動による損失」と「行動しないことよる損失」

行動を増やせば、失敗も増える

 行動量を増やすと、相対的に失敗量も増えるので、行動してチャレンジする人にとって、失敗はつきものです。

 行動する人にとって、失敗は共存するものです(withエラー)。

 反対に、行動しない人は、行動する人に比べて、失敗量は少なくなります。

 何もしないことで、危険に飛び込むリスクをなくせるからです。

「失敗の記憶」は価値を認知するための比較対象になる

 未経験の仕事にチャレンジしたり、好きな人にアタックしたりするなど、行動を起こして、結果として失敗したとします。

 すると、行動をしたことで、「失敗の記憶」を仕入れることができます。

 「失敗の記憶」は、どう考えて行動すれば良かったのかを、比較検討するための価値の比較対象になります。

 人は、絶対評価ではなく、比較による相対評価で、物事の価値を認知します。

 そのため、物事の価値を比較で認知する思考ができるようになることが重要になります。

 「失敗の記憶」を、価値を認知するための比較対象にし、より有益な思考や行動に気づけるようになることが大切です。

行動しない人は、精度の高い思考や行動ができない

 行動しないは、どう考えて行動するのが良いのかに気づくための比較対象をもっていないので、精度の高い思考や行動ができません。

 行動しない人は、経験自体がないので、過去の経験から学ぶことができません。

 つまり、行動しない人は、過去の経験がなく、「失敗の記憶」などの比較対象がないために、相対評価の思考ができず、今の思考や状態が良いのか悪いのかという価値付けができません。

 そのため、行動しない人は、物事の価値判断がうまくできず、精度の高い思考や行動ができません。

まとめ

 行動する人は、行動することによって、失敗という損失を被ります。

 しかし、「失敗の記憶」という物事の価値を認知するための比較対象を得ることができ、未来を好転させる価値判断をするための能力を得ることができます。

 行動しない人は、行動することにより被る失敗を回避できます。

 しかし、「失敗の記憶」などの経験や学習機会を得ることができずに、未来を好転させる能力を獲得することはありません。

 行動しても、行動しなくても損失はあります。

 ただ、行動することによる損失は、得るものが伴う損失です。

 しかし、行動しないことによる損失は、得るものが伴わない損失です。

 私は、行動することによる損失の方が価値があると思っています。

【余談】自分の人生を経験したであろう人物の視点に立つ

 物事の価値は、比較することによって認知できるようになります。

 私は、今の自分の思考や行動に価値があるのかを考えるときに、「自分の人生を経験したであろう人物の視点に立つ」という手法をとります。

 自分の行動を変えたり、イラっとしたときに冷静さを保つために使えます。

 まず、自分の人生を経験したであろう人物なら、今起こっている出来事、今の状態、今の物事の考え方や行動をどう考えるかを想像します。

 つぎに、自分の人生を経験したであろう人物の視点を想像しない今の自分は、今起こっている出来事、今の状態、今の物事の考え方や行動をどう考えているかを確認します。

 自分の人生を経験したであろう人物の想像上の視点と、今の自分の視点を比べたときに、どちらの視点に基づいた価値判断の方が、価値が高いのかという比較検討を行います。

 十中八九、自分の人生を経験したであろう人物の想像上の視点に基づいた価値判断の方が有益であるという思考に至ります。

 そうなると、瞬時に今の自分の行動を変えたり、自制心のある思考ができるようになります。

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