承認のマネジメント

30代以下の部下に対しては、「承認」を使ったマネジメントを選択すべき

 30代以下の部下は、年配の上司・先輩の「キレる、責める」などの恐怖心をあおるマネジメント(「あおりのマネジメント」ということにします)が有効に作用しません

 というより、マイナスに作用します。逆に、「次は頑張ろう」「君ならできる」などの人を承認するメッセージを使った「承認のマネジメント」をしてもらうと、心のエネルギーが爆上がりします(34歳の私がそうです)。

 その理由は、30代以下の人の価値観の真ん中にあるものが、『承認』(自分の存在を認めてもらうこと)だからです。

 なお、人は、承認されると優越本能が満たされ、脳からドーパミンが放出され、快感を感じるととともにテンションが上がり、やる気がでます。

 逆に、非承認されると、脳からストレスホルモンであるノルアドレナリンやアドレナリンが放出され、ネガティブな感情に侵食されて脳の働きが悪くなり、思考力が低下し、悪循環にはまっていきます。

世代別 価値観の解説

※ 以下は世代別価値観を分かりやすく捉えるための考え方です。

【70代→食べ物】

 戦後、焼け野原になった日本の復興を行った世代です。食べ物がなく、食糧配給の欠配で餓死者が続出しました。生きるための「食べ物」が上位の価値となりました。

【40~60代→お金】

 戦後の復興から、高度成長を経て、日本を豊かにした世代です。生活を便利にする電化製品や車などを買うための「お金」が上位の価値となりました。

【30代以下→承認】

 生まれた時から食べ物や物が十分にある環境で育った世代です。

 34歳の私の周囲に餓死した人はいませんでしたし、生活に必要な最低限の物は最初からありました。

 不足すれば価値は高まり、満たされれば価値は下がります。食べ物、物は満たされているため、上位の価値になりません。

 30代以下の人にとって、上位の価値は、食べ物や物よりもっと上の段階にある価値になります。

 それが「承認」です。

 イメージできるように、マズローの欲求五段階説を用いると、30代以下の人は、上位段階の「承認欲求」の場所にいるといえます。

マズローの欲求5段階説の解説サイトhttps://ferret-plus.com/5369

【問題点】40代以上の世代は、承認の価値観に共感することが難しい

 食べ物とお金は物質的価値であり、性質も近いです。そのため、70代と40~60代の人の価値観は通じるものがあり、互いの価値観を想像して共感できます

 しかし、承認は精神的価値であり、食べ物・お金とは性質が違い過ぎるため、40代以上の人は、30代以下の人が承認の価値観で生きていることを認識して理解し、共感することが難しいのです。

 40代以上の世代の価値観と30代以下の世代の価値観との間には、「見えない壁」があるのです。

 「見えない壁」のせいで、年配の上司・先輩は、若手部下が承認の価値観を持っていることに気付き、気付いたとして共感することが難しく、「キレる、責める」などの「あおりのマネジメント」を行ってしまうのです。

【結論】30代以下の部下に対しては、「承認」を使ったマネジメントを選択すべき(繰り返し)

 私は、まず、30代以下の部下が承認の価値観で生きていて、「キレる、責める」などの「あおりのマネジメント」が有効でないことに有意識になってほしいと思っています。

 そして、30代以下の部下に対しては、「次は頑張ろう」「君ならできる」などの人を承認するメッセージを使った「承認のマネジメント」を行う選択をしてほしいと願っています。

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