男性は、美人と付き合いたいという欲求を持っています。
なぜなのか。
疑問に思ったので調べてみました。
すると、脳科学者の中野信子さんにたどり着きました。
中野信子さんは、「男は見た目で女を決める」という話題に関して、
男性は女性を選ぶ時に、脳の島皮質(とうひしつ)と呼ばれるところの、視覚に関連する領域が活発に活動することが分かっている
という話をしています。
なお、中野さんいわく、男性は、女性のおしりとウエストの比を見ているとのことで、男性は、ここに性的な魅力を感じるとのことです(詳細は以下にリンクの動画参照)。
つまり、男性は、視覚で女性を選ぶ脳の作りになっているため、視覚で女性の魅力の優劣を決めているということです。
【結論】
男性は、女性を見ると脳の島皮質(とうひしつ)という脳の視覚領域が活発に活動するため、視覚で女性の魅力の優劣を決める脳の仕組みになっている→この脳の仕組み上、女性を内面より外見重視で見るため、美人と付き合いたいとなる
とはいえ、「男性の脳は、女性を視覚的に選ぶように作られている」という客観的な視点に立つことができるようになることが大切だと思っています。
男性をの皆さんは、この視点を持つことで、「本能にまかせて女性を見た目だけで選んでないか」などと立ち止まって考えることができ、女性を見た目で選んでしまう思考の偏り(バイアス)を修正しやすくなります。
余談ですが、どんな人でも、年を重ねるにつれ、容姿は劣化していきます。
容姿は減価償却が進んでいくため、容姿だけでパートナーを選ぶと、最終的には「こんなはずじゃなかった」と後悔する結果を迎えます。
長期的に考えれば、容姿の良さより、性格や精神の成熟度などでパートナーを選ぶべきです。
【追記】今の話を生物的に考えてみた
推は、「まき散らす」という生理になっています。
推は、より多くの、しかも優秀な子孫を残すために、より多くの優秀な雌とつがえるチャンスを得る必要があります。
生物によっては、雌を選ぶのにじっくりと時間をかけている暇はありません。
そこで、瞬時に優秀な雌かどうか(子どもを産む適齢期か、強い個体を生めるかなど)を判断する手段として、雌を視覚で判断する脳の機能が強化されたと考えることができるのではないでしょうか。
【追記2】女性と男性の相手の選び方
女性もイケメンが好きですが、女性の場合は、見た目が好みという要素のほか、この男性は子どもを産んだ後、私と子供を守っていってくれるのか、守る力あがるのかという外見以外の要素も重視します。
女性の場合は、男性を見るとき、脳の視覚領域である島皮質のほか、知性をつかさどる前頭葉を働かせて男性を自分の性的パートナーになり得るかを評価します。
男性は、性的パートナーを選ぶ場合、女性と違い、そのようなことを評価する必要がありません。
あくまで生物的な見方をした場合ですが、男性の場合は、健康で、生き延びる力の高い子を産んでくれさえすればいいので、女子を外見でパッと見て判断するという脳になっています。
おすすめしたい動画・書籍
【動画】中野信子「男性は女性のどこを見るのか?」https://www.youtube.com/watch?v=di8-VClJvCY
【書籍】中野信子・ジェーン スー「女に生まれてモヤってる」(小学館)(https://books.rakuten.co.jp/search?sitem=%E5%A5%B3%E3%81%AB%E7%94%9F%E3%81%BE%E3%82%8C%E3%81%A6%E3%83%A2%E3%83%A4%E3%81%A3%E3%81%A6%E3%82%8B%EF%BC%81&g=001&l-id=pc-search-box&x=40&y=10