コミュニケーション

【雑談力⑧】通る声を出す方法 ~あごを上げる、声をワントーン上げる~

 雑談やコミュニケーションにおいて、とても良い話をしていても、

声が通らず、言っていることが聞き取りにくい

と、それだけ会話が台無しになります。

 今回は、通る声の出し方を説明します。

まずは、口の中と喉に空間を作ることを目指す

 通る声を出すためには、口の中と喉にできるだけ広い空間を作る必要があります。

 口の中と喉に空間がないと、通る声が出ません。

 口を閉じたまま、あごを引いて、「あーーーーー」と一定の音を出してみてください。

 これ以上ないほど汚い声が出ると思います。

 口を開かないと、口の中に広い空間ができず、通る声がでません。

 あごを上げないと、喉の中に空間ができず、これまた通る声が出ません。

 つまり、通る声を出すためには、

口を大きく開き、あごを上げる

必要があるのです。

 雑談、会話、スピーチをするときに、体の動きとして最初にやるべきことは、

口を大きく開き、あごを上げ、口の中と喉に空間を作る

ことです。

声をワントーン上げる

 口を大きく開き、あごを上げ、口の中と喉に空間を作ることができたら、次にやることは、

声をワントーン上げる

です。

 声をワントーン上げることで、吐く息の量が多くなり、より通る声が出ます。

 気合を入れて話をするときなどは、声を3トーンくらい上げるとよいです。

 声を3トーンくらい上げると、吐く息の量がかなり多くなり、覇気があり、よく響いて通る声が出せます。

 声を3トーンくらい上げて話をするときは、酸欠に注意しましょう。

 しっかり息継ぎしながら話さないと具合が悪くなります。

 しかし、そのくらい気合を入れて会話ができると、相手が聞き取りやすい声を発することができます。

まとめ

 通る声を出すためには、

口を大きく開き、あごを上げる

声をワントーン上げる

ことをしましょう。

 これをすると、いつもより通る声が出せるようになります。

 なお、あごの上げすぎには注意です。

 あごを上げすぎると、相手を見下す状態になってしまい、マナー違反であり、相手を不快にさせます。

 あごは引かないことを意識するだけでも、喉の空間が開き、通る声が出るため、効果は十分あります。

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