【印象マネジメント】リーダーに選ばれるのは、ナルシストである ~謙虚さだけでは出世できない~

ナルシストは、リーダーに選ばれやすい

 リーダーには、どのような属性の人が選ばれると思いますか?

 答えは、ナルシス型の人です。

 リーダー役を務める人は、ナルシスト度の高い人が多いです。

  • ナルシスト度の高さが、リーダーシップ能力の高さと相関する
  • ナルシスト型の人が、そうでない人よりもリーダーに選ばれる確率が高い

ことが分かっています。

ナルシスト型の人の特徴

 ナルシスト型の人の特徴は、以下のとおりです。

  1. 自分を目立たせ、際立たせる行動をとる。
  2. 自己宣伝、自己主張をする。
  3. 自信を持って判断を下す。
  4. 自分には、リーダーの資格があると うぬぼれ、自分に対する期待値が高い。
  5. そもそもリーダーの地位を求めている。
  6. 自分が出世するのは当然と考えている。
  7. 昇給、昇進に対する期待値が高く、そのための努力をタフに行う。

 このような特徴を持つナルシスト型の人は、自分の主張を強く押し出し、自分の利益になるように行動するので、集団をたやすく支配します。

 ナルシスト型の人の判断は、自信に満ちているため、周囲の人は、それを鵜呑みにしがちになります。

 それにより、ナルシスト型の人は、集団の中で、突出した影響力を持つようになるのです。

 ナルシスト型の人が、リーダーに選ばれるのは必然といえます。

ナルシスト型の人は、一時的に好かれる

 ナルシスト型の人は、一時的であれば、人に好かれるという特徴があります。

 これは、ナルシストが放つ、華やかさや外向性に、周囲の人は眩惑されるからです。

 特に、人柄がまだ良く分からない初対面の段階であれば、ナルシスト型の人は、華やかさと外向性で人気をつかみやすいのです。

 つまり、ナルシスト型の人は、最初に、華やかさや外向性を自分の代表的な印象として、相手に印象づけることができるので、その後も、その印象を相手に引っ張ってもらえるのです。

 ちなみに、この心理作用を「ハロー効果」といいます。

 ハロー効果とは、ある対象を評価するときに、対象の代表的な特徴に引きずられて、全体の評価が歪められてしまう現象をいいます。

 人は、ハロー効果により、ある人に対して最初に抱いた代表的な印象を、その後もずっと引きずるのです。

 ナルシスト型の人は、

人間関係の初期段階で一時的に好かれる➡ハロー効果により、その後もプラスの印象を抱かせる

という流れを作ることができます。

 そのため、ナルシスト型の人は、精神性にひどい欠陥がない限りは、長期の人間関係においても、プラスを作ることができるのです。

印象マネジメント

 おとなしい人が、なかなかリーダーに選ばれないのは、自信や、強い意志を表現しようとしないからです。

 おとなしい人に対し、ナルシスト型の人は、自信や、強い意志を表現することができます。

 それみより、相手に対し、‶ 自信がある人 ″ ‶ 能力がある人 ″ という印象を与え、評価や採用に影響を与えることができます。

 この印象操作を「印象マネジメント」といいます。

 リーダーに選ばれ、評価を上げる人は、印象マネジメントができているのです。

 それに対し、おとなしい人は、印象マネジメントに注意を払うことができていないので(印象マネジメントをする気がないので)、たとえ能力があったとしても、他人の印象を操作できず、損をします。

 当然ですが、自分にはリーダーの資格があると考えず、自信や強い意志を表現せず、高い評価を得ることを積極的に要求せずにいれば、昇進、昇格、キャリアアップのチャンスは減ります。

謙虚さだけでは出世できない

 会社などの組織において、人間関係の調和を保ち、波風立てずにうまくやっていくために、謙虚さは大切です。

 謙虚な人は、無用なトラブルを起こさないので、評価者には、都合が良い存在として重宝されます。

 しかしながら、謙虚さは重宝されるのですが、出世に役立つのは、謙虚さではありません。

 出世に役立つのは、評価者に対して、ピラミッド型組織の上位階層に位置するにふさわしい人物だと思わせる自己宣伝や自己主張です。

 謙虚さとはかけ離れた自己宣伝、自己主張ができるナルシスト型の性格や行動は、リーダーに選抜される上では功を奏するのです。

 謙虚さしかない人は、評価者にとっては、都合が良く、便利な存在であっても、リーダーに選びたくなる存在ではないことは、理解しておく必要があります。

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